アボット,B.(読み)あぼっと

世界大百科事典(旧版)内のアボット,B.の言及

【アッジェ】より

…しかし,死の直後,W.ベンヤミンはその画期的な写真論《写真小史》で,時代の転換を鋭くとらえたアッジェの作品の重要性に注目している。彼の晩年に知り合った,アメリカの女流写真家でマン・レイの助手であったアボットBerenice Abottの努力により,多くのプリントと原板がニューヨーク近代美術館に収蔵されている。【大辻 清司】。…

【アーバス】より

…ニューヨークの富裕なユダヤ人の家庭に生まれ,14歳のとき4年後に結婚する夫アラン・アーバスと出会う,という半生が示すように〈自分が不幸だと思ったことのない〉ことが悩みだった。夫とともにファッション写真家となり《ボーグ》《ハーパースバザー》などで活躍したが,1959年,ベレニス・アボットの友人でもあった女性写真家リセット・モデルに師事し,以後シリアスな写真を追求しはじめる。67年ニューヨーク近代美術館のグループ展〈ニュー・ドキュメンツ〉に出品した写真で注目された。…

※「アボット,B.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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