インビンシブル(空母)(読み)いんびんしぶる

世界大百科事典(旧版)内のインビンシブル(空母)の言及

【航空母艦】より

…第2次大戦後はもはや圧倒的なアメリカ海軍空母部隊に対抗して洋上機動兵力を保有できる国はなくなり,加うるに空母の維持整備には莫大な経費がかかることからアメリカ以外では空母の保有隻数はしだいに減少していった。しかし70年代になってアメリカおよびイギリスにおいて,大型空母といえども1隻が支配しうる海域にはおのずから限度があり,より安価な小型空母を多数配備することにより効果的に制海目的を達成しようとする構想が生まれ,80年にイギリスはV/STOL機BAeハリアーを搭載する全通甲板型巡洋艦インビンシブルInvincible(約2万トン)を完成させ,新しい概念の軽空母として注目されている。アメリカはこの種の制海艦については,大型空母との対比において費用対効果の面でまだ結論を出すに至っていない。…

※「インビンシブル(空母)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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