エッサイの根(読み)えっさいのね

世界大百科事典(旧版)内のエッサイの根の言及

【エッサイ】より

…ダビデの記事とともに語られることが多い。エッサイの図像はダビデ伝の写本挿絵などにも登場するが,特に中世美術ではサン・ドニ修道院長シュジェールが流布させたといわれる〈エッサイの根(樹)〉という図像が知られる。これは《イザヤ書》11章,《マタイによる福音書》冒頭などの記述により,キリストの系図がダビデを通じエッサイに由来することを示す主題で,横たわるエッサイの身体から木がはえ,その枝の間にキリストの先祖たちが,頂上にキリストが描かれる表現(シャルトル大聖堂ステンド・グラス,12世紀)などがある。…

※「エッサイの根」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android