世界大百科事典(旧版)内のオラン(植物)の言及
【カンラン(寒蘭)】より
…少し日陰の方が葉やけせず,美しい葉も観賞できる。 近縁で多花性のものに,ホウサイラン(報(豊)才蘭)C.sinense (Andr.) Willd.やスルガラン(駿河蘭,別名オラン(雄蘭))C.ensifolium (L.) Sw.があり,どちらもカンランよりも,より温暖な九州西部やそれより南に分布する。また,カンランとシュンランの自然雑種と推定されるハルカンランC.×nishiuchiana Makinoが高知県から知られている。…
【ラン(蘭)】より
… こうした品種改良は,当初イギリスだけで行われていたが,その後,ヨーロッパ各国にひろがった。現在,品種改良が盛んに行われている国として,アメリカ,イギリス,ドイツ,オランダ,タイ,シンガポール,フランス,オーストラリア,日本などがある。
[日本における洋ラン]
明治以前,長崎のグラバー家の温室に,シンビジウム・トラシアヌムCymbidium tracyanumがあったといわれるが,はっきりしたことはわからない。…
※「オラン(植物)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」