カルメット,L.C.A.(読み)かるめっと

世界大百科事典(旧版)内のカルメット,L.C.A.の言及

【BCG】より

…結核予防ワクチン。1921年,フランス・パスツール研究所のカルメットL.C.A.Calmette(1863‐1933)とゲランCamille Guérin(1872‐1961)がウシ型結核菌の5%グリセリン加ウシ胆汁ジャガイモ培地での13年間,230代にわたる継代培養から得た,動物に接種しても進行性結核病変を起こさず,かつ結核感染に対する強い免疫力が得られる弱毒菌で,Bacille de Calmette et Guérinの頭文字をとってBCGと命名された。当初,彼らはヒトに対して経口投与を行ったが,その後の追試により,皮下注射や皮内注射で結核予防効果がより確実となることが明らかにされた。…

※「カルメット,L.C.A.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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