グラックス・バブーフ(読み)ぐらっくすばぶーふ

世界大百科事典(旧版)内のグラックス・バブーフの言及

【バブーフ】より

…フランス革命の末期に,一種の共産主義思想を抱いて政府転覆事件を起こした革命家,思想家。古代ローマの改革者グラックス兄弟の名をとって,みずからグラックス・バブーフと名のった。北フランスの小都市で貧しい徴税役人の家に生まれ,父親から読み書きを教えられただけで正規の教育を受けなかったバブーフは,17歳ころから領主の所領管理人のもとで徒弟として働き,やがて故郷に近いロアという町でみずからも領主の土地台帳管理人として自立し,その間の経験から土地問題をはじめとする社会問題に目を開かれた。…

※「グラックス・バブーフ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android