ココアバター(読み)ここあばたー

デジタル大辞泉 「ココアバター」の意味・読み・例文・類語

ココア‐バター(cocoa butter)

カカオ脂

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栄養・生化学辞典 「ココアバター」の解説

ココアバター

 →カカオバター

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のココアバターの言及

【チョコレート】より

…1657年にはロンドンに住むフランス人がチョコレートを売り出し,おりから出現しつつあったコーヒー・ハウスでもチョコレートを飲ますようになったが,チョコレート・ハウスのほうが高級とされ,ヨーロッパ全域でも同様の店が開店した。しかし生産が本格的に工業化したのは19世紀になってからで,1828年にオランダのバン・ホーテン社ではカカオ豆からココアバターの大半を分離することによって,それまでの高脂肪,不均質で消化の悪かった欠点を克服して粉末チョコレート(現在のココア)の特許をとり,また各国でも製法の改良が行われた。47年にイギリスのフライ社がカカオにココアバターと砂糖を加え,そのまま食べられるチョコレートを製造,ついで75年にはスイスのD.ピーターがネッスル(ネスレ)社の粉乳を混入したミルクチョコレートを発表し,現在のチョコレートの基本ができ上がった。…

※「ココアバター」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」