パラ三部作(読み)ぱらさんぶさく

世界大百科事典(旧版)内のパラ三部作の言及

【パラケルスス】より

…彼は35歳ころからvon Hohenheimをギリシア・ラテン風にしゃれてみずからをParacelsusと呼んだ。この名には,激動期のヨーロッパに生きる彼の最も野心的な30歳代の〈パラ三部作〉,すなわち《ウォルメン・パラミルム》《パラグラヌム》《オプス・パラミルム》の接頭辞〈パラ(超)〉に見られるように,〈従来の教条的なギリシア・ローマ医学を“超える”〉との意味が明らかに盛り込まれている(あるいは古代医術に関する著作を残したケルススの名が意識されていたのかもしれない)。 青年時代,イタリアの種々の大学,特にフェラーラでおもに医学を学び,その後はヨーロッパ各地,さらには小アジアに及ぶ地域を広く旅し,机上の学問ならぬ実地の勉学を重ねた。…

※「パラ三部作」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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