パーシェ算式(読み)ぱーしぇさんしき

世界大百科事典(旧版)内のパーシェ算式の言及

【指数】より

…これをラスパイレス算式(〈ラスパイレス指数〉の項目参照)という。これ以外のものとしては,比較年次における支出構成比をウェイトとして用いるパーシェ算式(〈パーシェ指数〉の項目参照),ラスパイレス算式による指数とパーシェ算式による指数の幾何平均をとるフィッシャー算式(〈フィッシャーの理想算式〉の項目参照)などがあげられる。 経済量に関係する指数に限っていえば,これは物価指数と数量指数の二つに分けられる。…

【賃金指数】より

…労働者の賃金水準の時間的変化を示す指数。国際的には,労働者の稼得賃金に関する実収賃金指数と,労働力の銘柄(職種など)別契約賃金率の変化を総合した賃金率指数があるが,日本では前者の指数のみが作成されている。日本の賃金指数(労働省作成)は,30人以上の常用労働者を雇用する事業所の月当り平均賃金(税込み)を指数化したもので,定期給与(きまって支給する給与),現金給与総額(きまって支給する給与プラス賞与等特別給与額)および所定内給与について,(1)産業(大・中分類)別,(2)事業所規模別,(3)都道府県別に作成されている。…

【物価指数】より

…(1)ラスパイレス算式(略称L式) pi0を基準年次の第i番目の財・サービスの価格,qi0を同じく数量とし,pi1,qi1をそれぞれ比較年次の第i番目の財・サービスの価格,数量とすれば,L式による物価指数PLは,基準年次の数量が比較年次においても取引されるという考えに基づき,として計算される。(2)パーシェ算式(略称P式) P式による物価指数PPは,L式とは逆に比較年次の数量が基準年次においても取引されたという想定のもとに,と計算される。(3)フィッシャー算式(略称F式) これはL式とP式を折衷したもので,F式による物価指数PFPLPPの幾何平均として求められる。…

※「パーシェ算式」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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