世界大百科事典(旧版)内の乾湿示数の言及
【気候示数】より
…植生分布との対応がよく,W=180以上が熱帯林および亜熱帯林,W=85~180が暖温帯広葉樹林(冬雨気候では硬葉樹林,夏雨気候では照葉樹林),W=45~85が冷温帯落葉広葉樹林,W=15~45が亜寒帯針葉樹林,W=15以下がツンドラになる。なお植生分布に対応する示数としてK=P/(W+20)(W<100の場合),K=2P/(W+140)(W>100の場合)を乾湿示数と名付けている(P(mm)は年降水量)。
[降水効率precipitation effectiveness]
月降水量P(インチ)を月蒸発量E(インチ)で割った比(P‐E比)を12ヵ月合計してこれを10倍したものを降水効率またはP‐E示数といい,C.W.ソーンスウェートが気候分類(旧分類)のために考案したもの。…
※「乾湿示数」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」