世界大百科事典(旧版)内の二重カップ型の言及
【延性】より
…これは,局部収縮の後,中心部に亀裂が発生して周辺部へ伝わり,周辺部は応力方向と45度にせん断破壊して,ちょうど破断部の片方がカップ状,他方が円錐状になる様式である。さらに延性側に属する切断面として二重カップ型があり,これは,局部収縮の後,中心部に亀裂が生じて周辺部に伝わるが,せん断破壊はせず,伸びて破断面の両側ともカップ状に破断するものである。 これに対して,材料のねばり強さを表す言葉に靱性(じんせい)toughnessがある。…
※「二重カップ型」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」