価格圧縮(読み)かかくあっしゅく

世界大百科事典(旧版)内の価格圧縮の言及

【独占】より

…たとえば,多角化によって一部門の損失補塡(ほてん)を行える大企業は,市場での規律回復や競争相手の排除を目的として,一定期間コスト割れの低価格をつける略奪的価格引下げpredatory pricingを行うことがある。製品の最終販売までを統合した企業がたとえば原料部門で独占的地位を確立しているとき,他企業への原料供給価格をつりあげ,加工部門に特化した企業に打撃を与える行動は,価格圧縮price squeezeと呼ばれる。そのほか,他企業と取引しないとの条件をつける排他的取引や,相互取引,抱合せ販売など,個別企業間では有利な取引であっても,競争相手にとっては実質的に競争制限効果をもつ商慣行は多い。…

※「価格圧縮」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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