子故の闇(読み)コユエノヤミ

デジタル大辞泉 「子故の闇」の意味・読み・例文・類語

ゆえやみ

親が子を思うあまりに、思慮・分別がつかなくなることのたとえ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「子故の闇」の意味・読み・例文・類語

こ【子】 故(ゆえ)の闇(やみ)

(「後撰‐雑一」藤原兼輔の「人の親の心はやみにあらねども子を思ふ道に惑ひぬるかな」から) 子を愛するあまり親が理性的な判断を失うこと。子を思う心の闇。子の道の闇。
※俳諧・毛吹草(1638)二「子ゆへのやみにまよふ」

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