恩智氏(読み)おんちうじ

世界大百科事典(旧版)内の恩智氏の言及

【河内国】より

…誉田(ほんだ)氏は応神陵墓地近辺(現,羽曳野市)の出で,南北朝末の畠山氏の河内入部直後に守護の有力被管となり,一族は在京して畠山氏の奉行人を務め,1455年(康正1)畠山義就が山城守護となるや,誉田祥栄は守護代に任ぜられている。ほかに中世の河内国人としては,六波羅探題・室町幕府の奉行人を出した門真氏,室町期に山城郡代となった馬伏氏(現,門真市下馬伏付近の出自),丹下氏,恩智氏(現,八尾市出自),甲斐荘(かいのしよう)氏らがいる。
[荘園の衰退と産業の発達]
 室町期の荘園は,本所権力の膝下であるだけに他国に比し相対的には遅くまで存続したが,全般的には解体を免れえなかった。…

※「恩智氏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android