世界大百科事典(旧版)内の愚者の祭りの言及
【道化】より
…そのとき,神々や王はいくらか道化に近づいている。カーニバル【小田 亮】
[ルネサンス]
中世からルネサンスにかけて,フランスでは〈愚者の祭り〉(教会の最下位の僧侶が司教に祭りあげられミサのパロディを行った)のあとを受けた〈愚者劇〉,ドイツでは謝肉祭劇,イギリスではモリス・ダンスや剣踊や道徳劇(主人公を誘惑する〈悪徳〉が道化役であった)などが盛んで,演劇的道化は素朴ながらすでに活躍していた。さらに16世紀イタリアに生まれたコメディア・デラルテの人気は国外にまで広まりつつあった。…
※「愚者の祭り」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」