折鶴(折紙)(読み)おりづる

世界大百科事典(旧版)内の折鶴(折紙)の言及

【折紙】より

…折紙の本来の語義から熨斗(のし)や包形(つつみがた)も折紙に加えるなら時代は相当さかのぼれるが,遊戯的折紙の資料となると,江戸後期の寛政9年(1797)に初版の出た《千羽鶴折形》が現存する世界最古の資料である。これは折紙を代表する〈折鶴(おりづる)〉を,2羽から97羽まで計49種類にわたる連続形として,いずれも1枚の紙からつなぎ折りするための展開図と完成形によって,狂歌を添えて示したものであるが,その序文では折鶴はすでに衆知のものと記されている。もう一つ具体的資料として知られるものに,足立一之が1845年(弘化2)までの数十年間,個人の備忘録として記録した232冊のノート中の《斯哉等草(かやらぐさ)》と題した2冊の書がある。…

※「折鶴(折紙)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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