押船(船舶)(読み)おしぶね

世界大百科事典(旧版)内の押船(船舶)の言及

【艀】より

…日本では,達磨船,団平船,伝馬船などが古くから近距離および中継輸送用のはしけとして,また倉庫代用の倉はしけとして,輸送の補助機関使われてきたが,アメリカ,ヨーロッパ,ソ連(現ロシア)などでは早くから内陸河川輸送の有力な輸送機関として広く用いられてきた。最近では各種の専用バージや航洋バージなどの大型バージが建造されており,押船と一体となったプッシャーバージによるバージラインシステムもある。
[種類]
 バージの型式,種類には,デッキバージ,ホッパーバージ,タンクバージ,ダンプバージおよび特殊バージがある。…

【引船】より

…曳航は,船尾に設けられた曳航用ウィンチからのロープによって,1隻もしくは最大5隻程度の被曳航船を単列で縦曳きする場合が多い。引船と反対に,多数のはしけを一体にして後方から押すのに用いられる船を押船といい,船首部は四角な形状をしており,がんじょうな押送用フェンダー構造をもっている。艀(はしけ)【国武 吉邦】。…

※「押船(船舶)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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