校正裏封案文(読み)きょうせいうらふうあんぶん

世界大百科事典(旧版)内の校正裏封案文の言及

【正文】より

…狭義の案文のうちには,正文と同一であることを証明するため,しかるべき人が正文と対校し,そのしるしとして合点(がつてん)を加え,裏に花押をすえることがある。これを校正裏封(きようせいうらふう)案文といい,正文と同じ効力が認められた。【上島 有】。…

【合点】より

案文(あんもん)のうちで証拠書類として重要なものは,しかるべき人が正文と対照して,確認したしるしに〈校正了〉というような言葉を入れて,重要な個所に合点を加え,さらに裏に花押をすえる場合がある。これを校正裏封案文といい,正文と同等の効力をもつ。重要な道具や文書の出し入れを記した道具(文書)出納日記などには,合点を付し,その日付を記して出し入れを確認している。…

※「校正裏封案文」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android