桂文都(読み)かつらぶんと

世界大百科事典(旧版)内の桂文都の言及

【落語】より

…円朝が江戸落語の完成者とすれば,円遊は近代落語の祖ともいえよう。 上方では,幕末の落語界を牛耳っていた林家派に対して桂派が台頭し,桂文枝(ぶんし)襲名をめぐる争いから2代桂文都(ぶんと)(1844‐1900)を中心とする浪花三友(なにわさんゆう)派が生まれ,2代文枝を中心とする桂派との競争によって黄金時代を迎えていた。
[落語研究会結成]
 1897年に春錦亭柳桜が,1900年に円朝,燕枝が死去した東京落語界は,円朝没後の三遊派を統率していた4代円生をも04年に失い,上方落語界の隆盛ぶりを見るにつけても善後策をたてねばならなかった。…

※「桂文都」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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