移動ド唱法(読み)いどうドしょうほう

改訂新版 世界大百科事典 「移動ド唱法」の意味・わかりやすい解説

移動ド唱法 (いどうドしょうほう)

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の移動ド唱法の言及

【階名】より

…今日でもフランスではウト,レ,ミ,……,イタリアではド,レ,ミ,……がそのまま音名として使用されている。旋律に階名を当てはめて歌うことを階名唱法といい,ドを各調の主音として歌うことを〈移動ド唱法〉,ドレミ……をハ音上に固定させて事実上音名として歌うことを〈固定ド唱法〉という。【土田 英三郎】 西洋音楽以外の諸民族の音楽においても,音階の理論があって,その個々の名称が存在するときには,それを階名ということができる。…

【ソルフェージュ】より

…内容としては楽典(音楽理論,和声分析,調分析),聴音(音の聴取と記譜),ソルフェージュ(楽譜の視唱,各種音部記号,音程,フレージング,ニュアンス等の総合的な学習),種々な方法によるリズム練習等がある。 ソルミゼーションのシラブルの用法には固定ド唱法(音名唱法の一つで,ドをつねにハ音に固定して歌う唱法)と移動ド唱法(階名唱法ともいい長調の場合には主音をドとし,短調の場合は主音をラとして歌う唱法)の2種がある。固定ド唱法はイタリア,フランスで行われている。…

※「移動ド唱法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」