紙の上の法(読み)かみのうえのほう

世界大百科事典(旧版)内の紙の上の法の言及

【生ける法】より

…しかし,国家の実定法と人々の現実の行動とのギャップをきわだたせる概念としての重要性は失われていず,生ける法は,ある場合には実定法の源泉または実効性を支えるメカニズムとして,またある場合には実定法に対する批判の根拠またはその実効性を妨げる要素として,探求の対象となる。また,最近では本来の意味より広く,〈紙の上の法law in books〉に対する〈行動における法law in action〉(裁判官による判決や警察官による法強制など,実定法がその公式の運営機関によって運営される実際の姿を指す)と同じ意味で用いられることもある。法社会学【六本 佳平】。…

※「紙の上の法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android