葛城修験(読み)かつらぎしゅげん

世界大百科事典(旧版)内の葛城修験の言及

【葛城山】より

…葛城山一帯は修験道の開祖役小角(えんのおづぬ)の伊豆配流伝承をはじめ,記紀の伝える土蜘蛛反抗伝承,一言主神の土佐配流伝承など,古代大和朝廷に敵対し宗教的威勢を保持した伝承が伝えられている。金剛山,犬鳴山七宝滝(しつぽうりゆう)寺を拠点とした葛城修験は,友ヶ島から亀瀬宿に至る《法華経》二十八品ゆかりの28宿を設け,写経,納経を主とした修行が続けられ,後には本山派修験にとっても重要な修行地とされた。当山派三十六正大先達のうち葛城山系に属するものも多い。…

※「葛城修験」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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