逆退(読み)ぎゃくたい

世界大百科事典(旧版)内の逆退の言及

【蔵人所】より

…彼らはその後,巡によって受領(ずりよう)となる資格をも有した。叙爵を嫌う者は,再び最末席の新蔵人に列せられることになっていたが,これを逆退と称した。10世紀以前には源氏を除くほとんどの公卿が六位蔵人の経験者であったが,藤原氏の主流の人々が五位直叙の特権を得るようになると公卿層の中の六位蔵人経験者の比率は低くなる。…

※「逆退」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android