邢窯(読み)けいよう

世界大百科事典(旧版)内の邢窯の言及

【邢州窯】より

…中国,唐時代の有名な白磁窯。邢窯ともいう。その製品(邢瓷)は端渓の硯とともに天下にゆきわたっているといわれ,また名高い越州窯の青磁(越瓷)とならび称された。…

【白磁】より

…鉄分の少ない胎に乳白色の失透釉をかけたもので,唐代にはこれに緑釉,藍釉をかけた三彩陶が河南省で焼造された。唐代後期,河北省臨城県の邢窯で硬質の白磁が焼造され,華南の越州窯青磁とならんで高い評価を受けたことが《茶経》などに記されている。五代・北宋時代は邢窯にかわって河北省曲陽県の定窯が白磁焼造の中心となり,薄胎で象牙のように白い器の白磁がつくられ,金・元代の名窯として活動をつづけた。…

※「邢窯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android