香川氏(読み)かがわうじ

世界大百科事典(旧版)内の香川氏の言及

【讃岐国】より

…細川氏の治下,守護所は宇多津(うたつ)(現,綾歌郡宇多津町)におかれ,このほか細川氏は多度津(現,仲多度郡多度津町)を掌握し,さらに15世紀前半ころには備中,備後,東予を結ぶ要衝仁尾浦(におうら)(現,三豊郡仁尾町)を守護直領に編入するなど,内海交通の要所をおさえ積極的な分国経営を展開した。これ以前,香川郡が東西2郡,阿野郡が南北2郡に分かれ,讃岐国は計13郡となっていたが,このうち東7郡と小豆島は安富(やすとみ)氏が,西6郡は香川氏が守護代として支配を行っていた。安富氏の主城は寒川郡の雨滝(あめたき)城,香川氏の主城は多度郡の天霧(あまぎり)城であり,このほか有力国人香西(こうさい)氏の居城として香西郡の勝賀(かつが)城が名高い。…

※「香川氏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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