世界大百科事典(旧版)内のŌonの言及
【オルフェウス教】より
…それは牛とライオンの頭をもつ蛇で,胴には神の面があり,翼をつけた混成物で,その傍にはアナンケAnankē(〈必然〉)とアドラステイアAdrasteia(〈避けがたい復讐〉)が控える。クロノスから光(アイテルAithēr),カオス,闇(エレボスErebos)が,さらに男女両性具有の宇宙卵(オーオンŌon)が生じた。そこから黄金の翼をもち,脇腹に牛の頭,頭上に巨大な蛇をつけた神が生じた。…
※「Ōon」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」