最新 地学事典 「β-硫黄」の解説
ベータいおう
β-硫黄
β-sulfur β-sulphur
化学組成Sの鉱物。自然硫黄の一種で,常温で不安定な形態。単斜晶系硫黄とも。単斜晶系,空間群P21/c, 格子定数a1.090nm, b1.096, c1.102, β83°16′,単位格子中48原子含む。濃褐色厚板状・針状結晶で骸晶をなすこともある。硬度はα-硫黄よりわずかに大,比重1.982。薄片中ほとんど無色,方位Y=b, X∧c44°, 2V(-)58°, 複屈折弱。融点119℃。ベスビオその他の火山噴気孔に産する。長く放置するとα-硫黄に変わる。96℃以上では安定。溶けた硫黄を急に結晶化させ析出させる。
執筆者:青木 義和
参照項目:α-硫黄
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

