世界大百科事典(旧版)内のṣaḍ-aṅgaの言及
【壁画】より
…壁画の技法に関しては,古くは古代ローマのウィトルウィウス,大プリニウスなどの記述があり,中世にはテオフィルス,ビザンティン壁画の技法を伝えたアトス山の技法書などがあるが,とくに15世紀初頭のチェンニーニの《芸術の書》がよく知られている。インドにも古来〈シャド・アンガṣaḍ‐aṅga(絵画六法)〉その他の技法論が伝わっており,伝統的な壁画技法がある程度知られている。 壁画の絵画としての特色は,タブロー,掛画,写本画などと違って,建築の部分を飾る不可動の絵画であることである。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」