世界大百科事典(旧版)内のṣawmの言及
【断食】より
…苦行穀断ち【山折 哲雄】
[イスラム]
イスラムのイバーダート(神への奉仕,儀礼)の一つで,五柱の第4にあげられる信者の義務。アラビア語でサウムṣawmという。ムハンマドはメディナへのヒジュラの直後,ユダヤ教徒の制度にならってアーシューラーを断食の日と定めたが,バドルの戦の後,ラマダーンRamaḍān月(9月,ペルシア語ではラマザーンRamaẓān,トルコ語ではラマザンRamazan)を断食の月とした。…
※「ṣawm」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」