世界大百科事典(旧版)内のṣaydalānīの言及
【薬屋】より
…アラブ・イスラム世界では進んだ医薬文化を達成したが,8世紀には国営の製薬所および薬店がバグダードに出現した。この店はサイダラーニーṣaydalānīと呼ばれたが,それは当時の新薬ともいうべきサンダル(白檀)を専門的に扱うことに由来する。またアッタール‘aṭṭārと呼ばれる薬種商は,香料と生薬(しようやく)を扱い,その調合にも熟達していた。…
※「ṣaydalānī」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」