《》(読み)さざなみ

世界大百科事典(旧版)内の《》の言及

【福田平八郎】より

…大分中学校を中退後,画家を志望して京都へ出,曲折を経て1918年京都市立絵画専門学校を卒業,19年の第1回帝展(帝国美術院美術展覧会)に《雪》が初入選,第3回の《鯉》は特選となり,画壇の注目を引くに至る。32年制作の《(さざなみ)》(第13回帝展出品)において,今までの写実一方の画風から脱却,ゆれ動く波紋を描線を使わず,銀地に群青の濃淡で表現した。極端に抽象化しながら装飾性を生かす手法によって,日本画の新しい方向を示した作品として注目される。…

【茅盾】より

…1920年に鄭振鐸らと文学研究会を結成し,〈人生のため〉の文学を唱えたが,これは茅盾自身の文学的生涯をつらぬくテーマともなった。初め,外国文学の紹介に力を注ぐかたわら,革命の実践に加わったが,革命に悩む知識人の青年を描いた長編《》を発表して作家生活に入った。やがて長編《子夜》を発表(1932)。…

※「《》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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