《あこぎの平次》(読み)あこぎのへいじ

世界大百科事典(旧版)内の《あこぎの平次》の言及

【勢州阿漕浦】より

…《田村麿鈴鹿合戦》の作者は浅田一鳥,豊田正蔵であるが,この四段目の作者も同一か。題材は〈逢ふ事も阿漕が浦に引く網もかず重ならば人も知りなむ〉(《古今六帖》)に禁漁伝説をからませた謡曲《阿漕》が古浄瑠璃《あこぎの平次》となり,この系統から本作となる。母の病気に戴帽魚(たいほうぎよ)が効くと聞いた平次は禁漁の阿漕浦に網を入れ,宝剣を手に入れるが,巡検の役人に見つかる。…

※「《あこぎの平次》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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