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《かたり師,ドン・パブロスの生涯》 かたりしどんぱぶろすのしょうがい

世界大百科事典内の《かたり師,ドン・パブロスの生涯》の言及

【ケベード】より

…そして社会や人間の醜悪な面に対する批判から生まれる彼の作品は,必然的に風刺的な傾向を持つことになる。《ラサリーリョ・デ・トルメスの生涯》にはじまる〈悪者小説〉(ピカレスク)の頂点ともいうべき《かたり師,ドン・パブロスの生涯Historia de la vida del Buscón,llamado Don Pablos》(1626)にその特徴が如実に見られるのであるが,ここでは登場人物の醜さが,ブラックユーモアをまじえてあばかれている。そして風刺の精神は《夢》(1627)において極まる。…

【悪者小説】より

…《ラサリーリョ・デ・トルメスの生涯》によってこのジャンルの形式と基本的属性が定められたものの,この小説にはいまだ〈ピカロ〉という言葉は使われていなかった。そしてこの語を最初に用いると同時にこのジャンルを確立したのは,マテオ・アレマンの《悪者グスマン・デ・アルファラーチェの生涯》(第1部1599,第2部1604)であり,その頂点をなすのがケベードの《かたり師,ドン・パブロスの生涯》(1626)である。ほかにロペス・デ・ウベダ《あばずれ女,フスティーナ》,ビセンテ・エスピネルの《従士マルコス・デ・オブレゴンの生涯》,作者不詳の《エステバニーリョ・ゴンサレス》などの傑作を生んだが,17世紀後半には風俗描写に堕していった。…

※「《かたり師,ドン・パブロスの生涯》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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