《かなりや》(読み)かなりや

世界大百科事典(旧版)内の《かなりや》の言及

【童謡】より

…詩がわらべうたなどの日本の伝統の上に立とうとしていたのに対し,曲は西洋音楽を基礎とし伝統とはほど遠いものであった。そのため《赤い鳥小鳥》など唱歌に近い曲になり,一方では《かなりや》など子どものためというより,芸術歌曲としての名作をも数多く誕生させ,日本の芸術歌曲の草分けともなった。 《赤い鳥》童謡の成功で《金の舟》《少女号》《コドモノクニ》など児童雑誌は相次いで童謡を掲載した。…

【成田為三】より

…在学中に《浜辺の歌》(林古渓作詞)を作曲し,また,一時山田耕筰に師事した。佐賀県立師範学校の教諭に赴任したが,作曲家を志望して再び上京し,雑誌《赤い鳥》の童謡運動に共鳴して,同誌1919年5月号に《かなりや》(西条八十作詞)を発表。以来,弘田竜太郎や草川信(1893‐1948。…

※「《かなりや》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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