《とんがり樅の国》(読み)とんがりもみのくに

世界大百科事典(旧版)内の《とんがり樅の国》の言及

【ジューエット】より

…77年に最初の著書《ディープヘーブン》を出版,かつては港として栄えながら今はさびれている町の捨てがたい趣を外来者の目を通して綴り,地方色文学に独自の世界を呈示してみせた。長編《とんがり樅(もみ)の国》(1896)は彼女の作家としての力量が最大限に発揮された代表作だが,ここでも古き良きニューイングランドが哀惜の思いに裏打ちされながら,抑制のきいた筆で書きとめられている。ほかにも作品は多いが,とくに《白鷺》(1886)や《一輪だけのバラ》(1894)などの短編は有名。…

※「《とんがり樅の国》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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