《アディアートマ・ラーマーヤナ》(読み)あでぃあーとまらーまーやな

世界大百科事典(旧版)内の《アディアートマ・ラーマーヤナ》の言及

【ラーム・チャリット・マーナス】より

…1574年にアヨーディヤーで着手され,数年後にカーシー(現,ワーラーナシー)で完成されたといわれる。 この叙事詩の形成には,先行の思想と諸文献が寄与しているが,物語の構成と展開についてはサンスクリット叙事詩《ラーマーヤナ》に,また思想的な支えをベーダーンタ哲学の立場をとる《アディアートマ・ラーマーヤナAdhyātma Rāmāyaṇa》に依拠するところが多い。後者は13,14世紀のサンスクリットによる文献で,前者のラーマが豪快な英雄であったのに対し,後者ではビシュヌ神の化身として神格化されている。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」