《アビニョンの動物誌》(読み)あびにょんのどうぶつし

世界大百科事典(旧版)内の《アビニョンの動物誌》の言及

【スカラベ】より

…ファーブルは40年以上の歳月をかけてこの虫を調べ,その経過は《昆虫記》の,主として第1巻と第5巻に詳しく述べられている。ローヌ川をはさんでアビニョンの対岸にあるレザングルの丘に,この虫が多産することは,ファーブル自身がまとめ,1870年にアビニョンのカルベ博物館から出版された《アビニョンの動物誌》に書かれているが,今ではレザングルには羊,ロバなどは飼われておらず,したがってクソムシの姿も見ることはできない。ところで最近の研究によると,レザングルに産し,ファーブルが研究したものは,真のヒジリタマオシコガネではなく,同属ではるかに小型の近似種S.typhonであるという。…

※「《アビニョンの動物誌》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む