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《アーネスト・マルトラバーズ》 あーねすとまるとらばーず

世界大百科事典内の《アーネスト・マルトラバーズ》の言及

【イギリス文学】より


[日本文学との関係]
 明治維新で西欧の新知識に触れることのできた日本人は,同時代のイギリス19世紀の作家たち,例えばブルワー・リットンやディズレーリの〈政治小説〉をいち早く移入し,翻訳した。早くも1878年に出版された丹羽(織田)純一郎訳《花柳春話》の原作は,リットンの《アーネスト・マルトラバーズ》(1837)であった。当時の日本の読者は,小説が政治や実人生の問題に指針や解答を与えてくれるという実践的効用を期待していたのである。…

【ブルワー・リットン】より

…作品は多く,社交界小説,政治小説,犯罪小説,怪奇小説,未来小説など多様であり,深さや芸術性には欠けるものの,時代の好みや風潮を巧みにとらえて広い読者に迎えられた。社交界の上流青年の恋と政治の遍歴物語《ペラム》(1828),《アーネスト・マルトラバーズ》(1837),犯罪を社会問題とし,犯罪者を同情的に描く《ポール・クリフォード》(1830),《ユージン・アラム》(1832),ローマ時代の歴史小説《ポンペイ最後の日》(1834)などが有名である。日本でも《アーネスト・マルトラバーズ》(丹羽純一郎訳《花柳春話》1878)をはじめ,多くの作品が明治10年代に翻訳され,西洋小説翻訳史上,D.デフォーやJ.ベルヌらと並んで先駆をなした。…

※「《アーネスト・マルトラバーズ》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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