《アーメンの幻想》(読み)あーめんのげんそう

世界大百科事典(旧版)内の《アーメンの幻想》の言及

【メシアン】より

…《わが音楽言語の技法》(1944)などの理論書を執筆し,若い世代の教育にも熱心に取り組み,その門下からは,ブーレーズシュトックハウゼンクセナキスらの逸材が輩出している。この時期に,2台のピアノのための《アーメンの幻想Visions de l’Amen》(1943),ピアノ曲《みどり児イエスにそそぐ20のまなざし》(1944),《トゥランガリラ交響曲Turangalila‐symphonie》(1948)などの傑作が作曲されたが,これらの作品は,いずれもカトリックの信仰に基づいた宗教体験から作曲され,〈移調の限られた旋法〉という独特な旋法体系と,インド音楽やギリシア音楽から影響を受けた自由なリズム法によって構成されている。 1949年にピアノ曲《リズムのための四つのエチュード》(第2,3曲。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」