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《エウリック王法典》 えうりっくおうほうてん

世界大百科事典内の《エウリック王法典》の言及

【エウリック】より

…近隣の諸勢力から有力な調停者としての役割を期待され,誇り高いローマ人詩人シドニウス・アポリナリスからも,西方世界の最強の王と称えられた。ゲルマン世界の最古の成文法として知られる《エウリック王法典Codex Euricianus》(475ころ)は,古来の慣習法を含んではいるものの,ローマ人官僚によって編纂され,ローマ法の影響を強く受けたものといわれる。【中村 宏】。…

【ゲルマン部族法】より

… 第1は,ローマ帝国領内に定住したゲルマン人の法記録。最初は西ゴート人のそれであり,475年ころ,強度にローマ法に依存した内容のエウリック王法典が発布された。後代(とくにレッケスビント王)の西ゴート部族法典は,これを改訂・増補したものである。…

【スペイン法】より

…ローマ帝国領の一部でしかなかったイベリア半島に5世紀初頭に西ゴート人の王国が誕生し,この地に初めて独自の政治組織と法が形成されるようになった。西ゴート王国には法典編纂に意欲をもつ王が少なくなく,ゲルマン民族最古の法典といわれるエウリック法典をはじめとしてアラリック抄典,レオビギルド法典,リーベル・ユディキオルムといった重要な法典がつくられた。イスラムの侵攻から国土回復戦争(レコンキスタ)が終了するまでの8世紀間のイベリア半島には,イスラム王国と複数のキリスト教徒の国が併存し,それらが別個に法を形成するが,8~13世紀のキリスト教の諸国では国単位の法は存在せず,都市・村落を単位とする局地法が無数に乱立していた。…

【西ゴート王国】より

…そのためにローマ勢力がとくに強く残っていたガリアのオーベルニュ地方,プロバンス地方,イベリア半島のタラゴナ地方を武力占領し,その領有をローマ皇帝に承認させた。エウリックはまた,ラテン文学を愛好し,法典編纂(〈エウリック王法典〉)などの事業にも力を注いだ。その後を継いだアラリック2世Alaric II(在位484‐507)は,とくにイベリア半島へのゴート人の植民に努力した。…

【リーベル・ユディキオルム】より

…654年ごろ,レケスビントの時代に編纂された西ゴート王国最後の法典。第8回トレド教会会議の承認を得て公布されたといわれる。西ゴート・スペインではこれより前にエウリック法典(475ごろ),アラリック抄典(506),レオビギルド法典(6世紀末)の3法典がつくられていたが,エウリックとレオビギルドは西ゴート人,アラリックはローマ人にそれぞれ別個に適用すべく立法されていたのに対し,リーベル・ユディキオルムは初めて両民族の共通法として編纂,公布されたもので,王国法統一の象徴とみることができる。…

※「《エウリック王法典》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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