《エクソシスト》(読み)えくそしすと

世界大百科事典(旧版)内の《エクソシスト》の言及

【怪奇映画】より

…《サイコ》以後の古典的な正調怪奇映画といえば,おそらくソ連の,コンスタンチン・エルホフとゲオルギウ・クロパチョフ共同監督の,ゴーゴリ原作(《民話集》の1話《ヴィー》)の映画化《妖婆死棺の呪い》(1967)くらいなものだろう。 70年代に入り,ウィリアム・フリードキン監督の《エクソシスト》(1973)が登場する。少女にとりついた悪魔と,悪魔ばらいの神父の対決を,スペクタクルとして描いたこの作品のヒットは,従来の怪奇映画の,低予算のげてものという印象を,アカデミー賞受賞監督が撮った一流大作のイメージにまで高め,一連の〈神対悪魔〉物の先鞭をつけ(その前ぶれとしては,ロマン・ポランスキー監督の《ローズマリーの赤ちゃん》(1968)がある),〈オカルト〉なることばを日本にも定着させた。…

※「《エクソシスト》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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