世界大百科事典(旧版)内の《オトカル王の幸福と最期》の言及
【グリルパルツァー】より
…劇作家として不動の地位を築いた名作《サッフォー》(1818),三部作《金羊皮》(1821),《海の波,恋の波》(1831)は古代ギリシアに材をとり,卓越した心理描写は近代的な陰影に富む。ハプスブルク王朝成立を主題とする歴史劇の傑作《オトカル王の幸福と最期》(1825)は,当初検閲による没収の憂き目にあった。童話劇《夢が人生》(1834)の成功後,喜劇《噓つきに禍あれ》(1838)の上演失敗は彼に決定的打撃を与えた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」