《オリエントとヨーロッパにおける古代文化期》(読み)おりえんととよーろっぱにおけるこだいぶんかき

世界大百科事典(旧版)内の《オリエントとヨーロッパにおける古代文化期》の言及

【モンテリウス】より

…これらの研究法を駆使して,オリエントから北欧に至る広範な地域の先史時代の編年体系を完成したが,その成果は,北欧にとどまらず,全ヨーロッパの考古学研究の基準となり,それによって,19世紀末から20世紀初頭のヨーロッパにおける最も著名で傑出した考古学者となった。その研究法は,大構想の下に着手されたものの,没年までにわずか2巻のみの刊行に終わった《オリエントとヨーロッパにおける古代文化期》の第1巻《研究法》(1903)にまとめられている。日本へは浜田耕作によって《考古学研究法》(1932)として翻訳紹介され,日本考古学にも多大の影響を与えた。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」