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《オーベルマン》 おーべるまん

世界大百科事典内の《オーベルマン》の言及

【セナンクール】より

…だが結婚生活は失敗に終わり,生涯孤独に暮らす。代表作《オーベルマン》(1804)は,薄幸な青年が友人に書き送った書簡体の小説で,作者自身の内的体験を語った自伝的作品である。主人公はアルプスやパリ近郊の自然のなかに暮らし,文学的・哲学的考察を通じて自己を分析し,人間の快楽のむなしさを感じて思い悩む。…

【ロマン主義】より

…とりわけルソーの書簡体小説《新エロイーズ》や自伝的な作品《告白録》がその代表とされる。恋愛を中心とする自己の感情の起伏や精神的苦悩を主人公に仮託して描く自伝文学は,ロマン主義文学の中でも主要な位置を占め,ゲーテの《若きウェルターの悩み》,シャトーブリアンの《ルネ》(1802),セナンクールの《オーベルマン》(1804),コンスタンの《アドルフ》へと継承され,ミュッセの《世紀児の告白》(1836)へと受け継がれる。この系譜の中からは,激変する社会の現実と自己の存在との乖離(かいり)を感じ,愛に満たされず何かを求め続け現実から逃避していく〈世紀病mal du siècle〉を病んだロマン派的魂の典型が浮かび上がる。…

※「《オーベルマン》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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