《オール読物》(読み)おーるよみもの

世界大百科事典(旧版)内の《オール読物》の言及

【雑誌】より

…ただし集英社はこれらの雑誌に主軸をおきながら,文芸誌《すばる》や文学全集,各種講座,文庫から単行本にいたる総合出版社として事業を展開している。 明治以来の文芸出版社だった新潮社がサラリーマン層を主読者とする《小説新潮》(1947)によって,文芸春秋社の《オール読物》(1930)にいどんだころから,〈中間小説〉と呼ばれる文芸形式が大部数の小説雑誌の特色となってきた。純文学と大衆小説とのあいだという意味でのこの新形式は,推理,ユーモア,SFなどのさまざまな展開をともないつつ,逆に純文学と大衆小説という区別をとりはらう原動力として働いた。…

※「《オール読物》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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