《カイエ》(読み)かいえ

世界大百科事典(旧版)内の《カイエ》の言及

【バレリー】より

…恋愛すら心的現象と見なしそのいっさいを数学的に管理することで自己を透明で剛直な存在へと仕立てあげ危機から脱出しようと決意。1894年以後パリに定住し心的現象の観察と分析のため覚書を取り始める(これは生涯つづけられ,彼の最高の作品とも見なしうる3万ページもの《カイエCahiers》となる)。また自己の理想像をめぐって《レオナルド・ダ・ビンチの方法への序説》(1895),小説《テスト氏との一夜La soirée avec Monsieur Teste》(1896)を書くが,しだいに文学から遠ざかり自分だけのための思索にふける。…

※「《カイエ》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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