《カクチケル年代記》(読み)かくちけるねんだいき

世界大百科事典(旧版)内の《カクチケル年代記》の言及

【ポポル・ブフ】より

…ポポル・ブフは天地万物の創造神話に始まり,キチェー一族の4始祖創造から,7世紀にさかのぼると推定される〈七つの洞穴〉〈トゥラン〉という伝説上の地からの子孫たちの移動や征服活動などが,人身供犠など宗教儀礼や信仰と結びついた文化英雄の神話的伝承と絡みあって展開する。ユカタン半島の《チラム・バラムの書》と並び古典期マヤ以来の宇宙観を知りうる資料であり,《カクチケル年代記》とともに後古典期にグアテマラ高地に移住してきたマヤ諸族の民族史や社会構成を解明する重要な原地語史料であり,邦訳もある。【小林 致広】。…

※「《カクチケル年代記》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android