世界大百科事典(旧版)内の《サッフォー》の言及
【グリルパルツァー】より
…デビュー作は26歳のとき発表した運命悲劇《祖先の女》(1817)であった。劇作家として不動の地位を築いた名作《サッフォー》(1818),三部作《金羊皮》(1821),《海の波,恋の波》(1831)は古代ギリシアに材をとり,卓越した心理描写は近代的な陰影に富む。ハプスブルク王朝成立を主題とする歴史劇の傑作《オトカル王の幸福と最期》(1825)は,当初検閲による没収の憂き目にあった。…
※「《サッフォー》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」