《ジャイアンツ》(読み)じゃいあんつ

世界大百科事典(旧版)内の《ジャイアンツ》の言及

【スティーブンズ】より

…アメリカの映画監督。T.ドライサーの小説《アメリカの悲劇》の2度目の映画化でアカデミー監督賞を受賞した《陽のあたる場所》(1951),西部劇にホームドラマや恋愛映画の心情,心理を導入して〈大人の映画〉の風格を与えた名作《シェーン》(1953),E.ファーバーの大河小説の映画化で再度アカデミー監督賞に輝いた《ジャイアンツ》(1956)の〈アメリカ三部作〉によってハリウッドの巨匠監督として不動の地位を占め,1955年にはアカデミー協会の会長に選ばれた。旅回りの一座の俳優を両親に,カリフォルニア州オークランドに生まれ,カメラマンとして映画界に入り,ローレル=ハーディ喜劇(短編)のギャグマン,カメラマン,監督をへて,キャサリン・ヘプバーン主演のメロドラマ《乙女よ嘆くな》(1935)で監督としての力量を認められ,フレッド・アステア=ジンジャー・ロジャースのミュージカル《有頂天時代》(1936)で評判が高まり,インドを舞台にした冒険活劇《ガンガ・ディン》(1939)で決定的な名声を獲得した。…

【ディーン】より

… アクターズ・ステュディオなどで演技を学び,舞台,テレビドラマをへて,エリア・カザン監督により《エデンの東》(1955)の主役に抜擢(ばつてき)され,〈新しいマーロン・ブランド〉と宣伝されて映画が公開される前にすでにスターとなった。つづいてニコラス・レイ監督の《理由なき反抗》(1955)に主演し,さらにジョージ・スティーブンス監督の《ジャイアンツ》(1956)に出演したが,その完成前に世を去った。死後のファンの熱狂ぶりは1920年代のルドルフ・バレンチノ以来のものといわれた。…

※「《ジャイアンツ》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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