《ジャパン・ヘラルド》(読み)じゃぱんへらるど

世界大百科事典(旧版)内の《ジャパン・ヘラルド》の言及

【居留地新聞】より

…居留地新聞としては,1861年(文久1)6月長崎で創刊された英字紙《ナガサキ・シッピング・リスト・アンド・アドバタイザーThe Nagasaki Shipping List and Advertiser》が最も早く,週2回刊で同年10月までに28号を発行した。発行者のイギリス人貿易商ハンサードA.W.Hansardは,同年11月には横浜で後継紙《ジャパン・ヘラルドThe Japan Herald》を創刊している。《官板バタビヤ新聞》の創刊が翌62年であったから,ハンサードの新聞は本邦最初のものということになる。…

【ナガサキ・シッピング・リスト・アンド・アドバタイザー】より

…一般ニュースのほか為替相場,船舶の出入案内,広告などを内容とする整った紙面構成であった。同年11月23日付でハンサードが横浜で発行した週刊紙《ジャパン・ヘラルド》はその後身であり,ハンサードは67年に没したがその後も発行され,1914年に廃刊となった。来日以前のハンサードは,イギリス領ニュージーランドで《サザンクロスThe Southern Cross》という新聞を発行していたといわれる。…

【ブラック】より

…海軍士官であったが,のちオーストラリアで商業に従事し,帰国の途次,来日してそのまま滞在,日本で没した。1861年(文久1)11月横浜で創刊された《ジャパン・ヘラルド》の主筆となり,67年(慶応3)同じく横浜の《ジャパン・ガゼット》に移って主筆を務めた。そのかたわら70年には月2回刊の絵入り英文雑誌《ファー・イーストThe Far East》を創刊し,好評を得て76年まで発行を続けた。…

※「《ジャパン・ヘラルド》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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